高校生が研究成果を国際学会で発表!
琉大カガク院第二段階生の高久 泰くんが,1月23日~26日にマレーシアで開催された国際会議で研究成果を発表しました.
1.発表日:2024年1月24日
2.学会名/発表場所:
International Joint Conference on Convergence 2024, Hosted by IPACT (International Promotion Agency of Culture Technology), Royale Chulan Hotel, Kuala Lumpur, Malaysia
3.発表タイトル:
Advanced interpretations of infants’ cry signals using AI Ensemble learning (AIアンサンブル学習による乳児の泣き声信号の高度な解釈)
4.発表者:
〇Yutaka Takaku, Dong Kangshik, Andrea Veronica Porco
5.研究発表内容の要旨
本研究は、乳児の泣き声の背後にある理由を特定するためのAIモデルの開発に焦点を当て、GitHub上で公開されている「Donate-a-cry」コーパスを用い、乳児の泣き声を様々な感情や状態に分類した。
この研究では、データの前処理、メルスペクトログラムへの変換、そして畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用いたモデルアーキテクチャの開発について詳述する。トレーニングとバリデーションプロセスを通じて、モデルのパフォーマンスを監視し、過学習を避けるための措置が講じられた。結論として、この研究は、乳児の泣き声分析という分野における重要な進歩を表し、今後の研究の方向性を提示している。
6.発表した受講生のコメント
エモーショナルAIの基礎研究を始めるにあたって、新しいメソッドのチャレンジとなるので、本当に完成するのか不安がありました。先生方の長期間に渡るご指導のお陰で、学会の席で無事に発表が出来た事に感動しています。
多くの大学生や大学院生が発表する研究内容は、政治からサイバーセキュリティまで、幅広く、非常に興味深かったです。友人を作ることも出来たので、新たな価値観との出会いの場となりました。
私の研究は、まだ基礎の基礎なので、引き続き先生方からのアドバイスに従い、研究をより深めていきたいと考えています。
7.指導者教員コメント(姜 東植 琉球大学 工学部准教授)
受講生の高久君は自ら本研究をやってみたいと提案があり、まず参考文献の調査から始めました。彼は英語能力を有している上に、積極的にディスカッションしながら、Pythonプログラミングによる実験を行い、研究成果を国際学会で発表することになりました。今回の経験を活かし、さらなる成長を期待しています。